同棲の食費予算は、2人分の自炊費・外食費・飲み物やおやつ代を分けて考え、1か月の上限を決めると計画しやすくなります。最初から完璧な金額を決めるのではなく、仮の予算で1か月試し、実際の支出に合わせて調整する方法がおすすめです。
同棲の食費予算は「食材費」と「外食費」を分けて決める
食費を計画するときは、次の費用を別々に集計します。食材費だけで予算を決めると、外食やコンビニの利用で上限を超えやすくなります。
- スーパーやネット通販で購入する食材費
- 外食費
- テイクアウト・デリバリー費
- コンビニで購入する食事や飲み物
- お菓子・アルコール・嗜好品
調味料や米、冷凍食品などをどの費目に含めるかも、2人で先に決めておきましょう。家計簿では「食材」「外食」「嗜好品」の3項目に分けると、予算を超えた原因を確認しやすくなります。
最初に1か月の食費上限を決める
まずは、住居費や光熱費などを支払ったあとに、食費へ無理なく回せる金額を決めます。食費に使える金額は、収入、勤務日数、外食の頻度、料理をする時間によって変わるため、他の同棲カップルの金額をそのまま使う必要はありません。
計画では、次の式を使うと整理できます。
1か月の食費上限 = 自炊費 + 外食・テイクアウト費 + 飲み物・おやつ代 + 予備費
予備費は、来客や忙しい日の外食など、予定外の支出に備えるお金です。予算を使い切る前提にせず、一定額を残しておくと月末に不足しにくくなります。
食事の回数から自炊費を計算する
自炊費は、2人が自宅で食べる回数を基準に計算します。朝食を毎日自宅で食べるのか、昼食は各自で済ませるのか、夕食を何回作るのかを確認してください。
計算式は次のとおりです。
自炊費 = 1食あたりの食材費 × 2人分の食事回数 + 調味料・飲み物などの費用
たとえば、次の条件で考えます。これは実際の平均額ではなく、予算の立て方を示すための計算例です。
- 2人分の夕食を週5回作る
- 1回の夕食の食材費を1,200円と仮定する
- 1か月を4週間として計算する
この場合、夕食の食材費は「1,200円 × 5回 × 4週間」で、月24,000円です。ここに朝食、休日の昼食、調味料、飲み物などの費用を加えて、自炊費の上限を決めます。
実際の食材費は、食べる量、肉や魚の選び方、特売の利用、季節によって変わります。計算例の金額を、そのまま必要額や相場と考えないようにしましょう。
外食費は「回数」と「1回の上限」を決める
外食費は、月に何回利用するかと、1回あたりいくらまで使うかを先に決めます。回数だけ決めると高額な外食で予算を超え、金額だけ決めると外食の予定を立てにくくなります。
外食費の計算式は、次のようになります。
外食費 = 1回あたりの2人分の予算 × 月の利用回数
たとえば、2人分で1回5,000円の外食を月2回する計画なら、「5,000円 × 2回」で月10,000円です。テイクアウトやデリバリーを使う場合は、商品代だけでなく、容器代や配送料なども含めて上限を設定します。
外食の予定が多い月は、自炊費を無理に削るのではなく、月初に外食費を多めに確保しておくと管理しやすくなります。
同棲の食費予算を立てる手順
次の順番で決めると、2人の生活に合う予算を作りやすくなります。
- 1か月の食事パターンを書き出す。自宅で食べる朝食・昼食・夕食、外食、テイクアウトの回数を、平日と休日に分けて確認します。
- 費目ごとの上限を決める。「自炊費」「外食費」「飲み物・おやつ代」などに分けて金額を設定します。
- 週単位の目安に直す。月の自炊費を4週分で割り、1週間に使える金額を確認します。
- 買い物の予定を作る。週の献立をいくつか決め、必要な食材をまとめて購入します。
- 月末に実績と予算を比べる。食材費、外食費、嗜好品のどこで差が出たのかを確認し、翌月の予算を調整します。
たとえば月の自炊費を32,000円と決めた場合、週の目安は「32,000円 ÷ 4週」で8,000円です。ただし、米や調味料をまとめて購入する週は支出が増えるため、毎週ぴったり同じ金額にする必要はありません。
2人で負担する方法を先に決める
食費の金額だけでなく、誰がどのように支払うかも最初に決めておきましょう。代表的な方法は、共通の口座や財布に毎月定額を入れる方法、購入した人が記録して月末に精算する方法、収入に応じて負担割合を変える方法です。
| 負担方法 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 毎月同額を共通財布に入れる | 収入や食事量が近い場合 | どちらかだけが多く利用すると不公平になりやすい |
| 購入者が記録して月末に精算する | 支払いを分けたい場合 | レシートや外食費の記録が必要 |
| 収入に応じて割合を決める | 収入差が大きい場合 | 負担割合と対象費用を話し合う必要がある |
共通の食材と個人の飲み物・おやつを分けるかどうかも重要です。たとえば、2人で食べる夕食は共通費、片方だけが購入する高額な飲み物は個人負担とするなど、具体例を決めておくと後からもめにくくなります。
予算を守るための買い物ルール
予算を守るには、安さだけでなく、使い切れる量を買うことが大切です。次のようなルールを2人で決めておくと、無駄な支出を抑えやすくなります。
- 買い物の前に冷蔵庫と食品庫を確認する
- 週に何回買い物をするか決める
- 献立を完全に固定せず、安い食材に合わせて一部を変更する
- 外食をした日は、別の日の食材購入を増やしすぎない
- 大容量の商品は、期限内に2人で食べ切れるか確認する
- 食費とは別に、洗剤やティッシュなどの日用品を記録する
特に、食材費と日用品費を同じ会計にすると、食費が高いのか日用品が増えたのか分からなくなります。共通の財布を使う場合でも、家計簿上は費目を分けておくと見直しやすくなります。
予算を見直すときの判断基準
月末に予算を超えた場合は、単純に食費を減らすのではなく、超過した理由を確認します。外食が多かったのか、食材を買いすぎたのか、仕事の都合で自炊できなかったのかによって対策が変わります。
- 外食費が多い:外食の回数または1回の上限を見直す
- 食材を余らせた:購入量を減らし、冷凍や作り置きを取り入れる
- 忙しくて自炊できない:冷凍食品や惣菜を含めた現実的な予算にする
- 飲み物やおやつが多い:共通費と個人費を分けて記録する
- 月による変動が大きい:予備費を設け、年間で調整する
自炊の回数を増やせば必ず安くなるとは限りません。食材を使い切れず廃棄したり、調理の負担から外食が増えたりする場合は、無理に自炊費を下げるより、続けられる回数に調整したほうが実際の支出を管理しやすくなります。
同棲の食費予算を計画するときのポイント
同棲の食費は、2人の食事回数と生活リズムをもとに、自炊費・外食費・飲み物やおやつ代を分けて設定すると計画できます。まずは仮の上限を決め、1か月分の実績を記録してから、翌月に調整してください。
最初に行うことは、2人の1週間の食事予定を書き出し、「何食を自宅で作るか」「外食を何回するか」「個人で負担するものは何か」を決めることです。金額だけでなく負担方法まで話し合っておくと、無理なく続けられる食費計画になります。







