同棲の家具・家電にかかる費用はどう負担する?

同棲の家具・家電にかかる費用はどう負担する?

同棲の家具・家電にかかる費用は、購入前に分担方法と、別れたとき・引っ越すときの所有者を決めておくのが基本です。収入が近ければ折半、収入差があるなら手取りに応じた割合で負担すると、不公平感が生じにくくなります。

同棲の家具・家電費用を負担する主な方法

家具・家電の負担方法には、折半、収入に応じた割合、担当分けの3つがあります。どれが正しいというより、2人の収入、貯金、家事分担、所有の考え方に合う方法を選ぶことが大切です。

負担方法 向いているケース 注意点
折半 収入や貯金額が近い 収入差が大きいと、片方の負担が重くなりやすい
収入に応じた割合 2人の収入に差がある 割合の基準を事前に決める必要がある
担当分け 購入する家具・家電を分けて管理したい 品目ごとの価格差や、退去時の所有者を確認する必要がある

収入に差がある場合は、手取りの割合で計算する

収入差がある場合は、家具・家電費用を手取り収入の割合で分ける方法が使いやすいです。たとえば、2人の手取り収入がそれぞれ25万円と15万円で、購入費用が20万円の場合、手取りの合計40万円に対する割合は、それぞれ62.5%と37.5%になります。

  • 手取り25万円の人:20万円×62.5%=12万5,000円
  • 手取り15万円の人:20万円×37.5%=7万5,000円

この方法なら、単純な折半よりも毎月の生活に与える負担をそろえやすくなります。ただし、貯金額、奨学金やローン、毎月の固定費なども考慮するなら、収入だけでなく無理なく支払える金額を基準に話し合いましょう。

家具・家電ごとに担当を分ける方法もある

冷蔵庫は一方が購入し、洗濯機はもう一方が購入するように、家具・家電ごとに担当を分ける方法もあります。購入時のやり取りが簡単になる一方、価格に大きな差があると負担が偏るため、合計額を確認してください。

担当分けをする場合は、次のように購入品を一覧にすると管理しやすくなります。

  • 購入する家具・家電の名前
  • 購入金額
  • 支払った人
  • 所有者
  • 購入日や保証書の保管場所

たとえば、冷蔵庫を一方が購入しても、2人の共有物にするのか、支払った人の所有物にするのかで、引っ越し時の扱いが変わります。支払った人と所有者が異なる場合は、記録に残しておくとトラブルを防ぎやすくなります。

購入前に「共有する物」と「個人の物」を分ける

すべての家具・家電を同じ方法で負担する必要はありません。2人で使う物、主に一方が使う物、もともと持っている物を分けて考えると、負担方法を決めやすくなります。

分類 例 考え方
共有する物 冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テーブル 折半または収入割合で負担する
主に一方が使う物 個人用の机、ゲーム機、趣味の収納家具 使う人が支払う方法を検討する
持ち込み品 すでに所有しているテレビやベッド 所有者を変えず、共有費用との調整を話し合う

持ち込み品を2人で使う場合でも、購入時の所有者まで共有になるとは限りません。もともとの所有者を維持するのか、共有物として扱うのかを決めておきましょう。

初期費用だけでなく、買い替えや修理費も決めておく

家具・家電の負担は、購入時の費用だけで終わらないことがあります。故障時の修理費、買い替え費用、処分費用、配送費なども、誰がどのように支払うか決めておくと安心です。

たとえば、共有物について次のようなルールを作れます。

  • 購入費は手取り収入の割合で負担する
  • 故障や修理の費用も、原則として同じ割合で負担する
  • 一方の不注意による破損は、原因を作った人が多く負担する
  • 買い替えは、2人が必要性を確認してから決める
  • 処分費や引っ越し費用も、所有者や使用状況に応じて話し合う

高額な家電を購入するときは、価格だけでなく、保証期間、設置費、配送費、処分費なども含めて予算を考えます。購入後に追加費用が発生した場合の負担も、先に確認しておきましょう。

別れたときや引っ越すときの家具・家電の扱いを決める

同棲を始める前に、別れや転居を想定して、家具・家電を誰が持っていくか決めておくことが重要です。購入費を折半していても、退去時にどちらが持ち出すか決まっていないと、話し合いが難しくなる場合があります。

たとえば、次のような決め方があります。

  • 購入費を負担した割合に応じて所有する
  • 必要とする人が引き取り、購入時の負担額などを基準に精算する
  • 売却できる場合は、売却額を負担割合に応じて分ける
  • 持ち込んだ物は、原則として持ち込んだ人が持ち帰る

「共有だから半分ずつ」と決めても、家具・家電は簡単に分けられない物があります。購入日、金額、支払者、所有者をメモし、レシートや注文履歴も保管しておきましょう。

負担方法を決める話し合いの順番

次の順番で整理すると、感情的にならずに費用負担を決めやすくなります。

  1. 必要な家具・家電をリストアップし、購入する物と持ち込む物を分ける
  2. 商品代、配送費、設置費など、分かる範囲の費用を合計する
  3. 折半、収入割合、担当分けのどれが無理なく続くか比較する
  4. それぞれの支払額と、共有物・個人所有物の区分を決める
  5. 故障、買い替え、処分、引っ越し時の扱いを確認する
  6. 決めた内容をメモや共有ファイルに残す

費用がまだ確定していない場合は、仮の予算で決めず、上限額を設定しておく方法もあります。たとえば「冷蔵庫は2人で合計○万円まで」「上限を超える商品を選ぶ場合は、超過分を希望した人が負担する」と決めておくと、予算を管理しやすくなります。

同棲の家具・家電費用は、2人が納得できる基準で決める

同棲の家具・家電費用は、収入や貯金が近ければ折半、差があるなら手取り収入の割合、使用者が限られる物は担当者が負担する方法が考えられます。

最初に決めるべきなのは支払額だけではありません。誰の所有物か、故障や買い替えをどうするか、同棲を解消したときに誰が持つかまで、購入前にメモへ残しておきましょう。